マリア「…? ここは…」ムクッ

???「ここはね、あなたの思い出、あなたの感情が全部詰まった場所、分かりやすくいうとグリーフシードの中」

マリア「…あなたは」

(マリア)「私は、あなた。魔法少女だった時のね。」

(マリア)「まったく、無茶しすぎよ…人はみんな平等ですからって言ってたあたりから無茶だわ」

マリア「…そこからの話になるのね」

(マリア)「死は誰にでも平等に訪れる、だから魔女になって人を呪い続けた」

マリア「…」

(マリア)「あーもう、過去の私が泣いてるわよ…全く」

マリア「…ふふ、ごめんなさいね」

(マリア)「…やっぱり私には、泣き顔より笑顔のほうが似合うわ」

マリア「あ…」

(マリア)「よく聞いてね、私はあなたに2つ選択肢を選ばせる義務がある」

(マリア)「1つ目は魂も感情もカラッポの魔法少女のまま人を恨み戦い続ける。もう1つは魔女となってみんなと仲良くお茶飲んだり…」

(マリア)「今のあなたの選択なんて分かりきってるけどね。念のためよ」

マリア「…ええ。私は―――――

(マリア)「…さあ行きなさい、魔女の私」


マリア「…ただいま」

エリー「おかえり…って違うでしょバカぁ!」ゴッスン

マリア「痛っ!パソコンで殴るとか鈍器の次元超えてるわ!」

エリー「えへへ…でも、帰ってきて嬉しいよぉー♪」ダキッ

さやか「わーソウルジェムが濁っていくのを感じる」

まどか「さ、さやかちゃん!」

ほむら(やっぱり寝取られ属性あるのよ、どの世界でも)

マリア「あなた達も、助けてくれてありがとね。感謝してる」

杏子「なんだよ、魔女になったら真っ黒になったな」

ギーゼラ「背中ぶち抜かれてたのによく平気でいられるね君は」

杏子「…いってえええー!?おい青いの、あたしも回復してくれー!」

さやか「えっと、杏子だっけ?おつかれー」

杏子「軽すぎるだろオイ!いてぇ!」

ほむら「…ひとまず、一件落着のようね」

QB「全く…癒しの力で感情の器を作るだなんてつくづく君たちの力には驚かされるよ」

ほむら「あなたにもアレで感情生まれさせてあげてもいいのだけど」

QB「それは遠慮しておくよ。感情なんてものは僕にとって不要なものでしかない」

ほむら「…そう」

さやか「んじゃ、マリアも今日から家に住みなよ!」

エリー「奇妙な三角関係だねー」

マリア「ふふ…これから世話になるわね」

ほむら「ところで、あなたに話があるんだけど」

杏子「こっちだって聞きたい事が山ほどある」

ほむら「私の家に来なさい。夕飯ぐらいは用意してあげるわ」

杏子「食い物であたしが釣られる事を知っているみたいだな…」

ほむら「それについても話す。あなたも来て」

ギーゼラ「あ、うん」 ギュンッ

杏子「先に行ってどうすんだよ…」


QB「ねぇ、まどか」

まどか「なあに?QB」

QB「君は…契約する気はないのかい?」

まどか「うん…ほむらちゃんにも言われてるし」

QB「…少し話がある。寄っていってもいいかい?」

まどか「?うん、いいよ」

ほむホーム―――

ほむら「単刀直入に言うわ。2週間後にワルプルギスの夜が来る」

杏子「…なんでそんな事が分かる?」

ギーゼラ「ボクの見解からすると、君は時間停止以外に能力を隠し持っているね」

ほむら(…なんて鋭い)

杏子「あーそうか、未来を予知するとか時間を巻き戻すとかだな?」

ほむら「…私の能力は後者のほう。ワルプルギスの夜が来るまでの1ヶ月を何度も繰り返しているわ」

杏子「そんで…魔女が無害になってる今、あんまり困らないんじゃないの?」

ほむら「こんな世界は初めてなのよ…だから何が起こるか全く予想できない」

ギーゼラ「ワルプルギスの夜との戦闘は避けられない。彼女は呪いの塊のようなものだから」

ほむら「!」

ギーゼラ「第一ワルプルギスの夜は普通、自分の結界を持たない。本当に追い詰められないと結界を張らないんだ」

ギーゼラ「つまり、結界を持たない事によって魔女の条理から外れている。だから前の世界の鹿目まどかの願いには適応されない」

ほむら「…あなた一体何者なの?どうして前の世界の事まで…」

ギーゼラ「うーん、なんでだろうね。僕に前の時間軸の記憶が備わってるとしか考えられない」

ギーゼラ「きっと鹿目まどかの願いによって改変された世界が、

ギーゼラ「君のループの始まりの時点で絶命しているボクに影響しているんじゃないかな」

杏子「アンタはあたしが倒したはずの魔女なのに…なんで生きてるかもわかんねーし」

ほむら「…で、あなたはワルプルギスの夜討伐に協力してくれるの?」

杏子「まぁ…協力しないわけにもいかないだろう」

ギーゼラ「くれぐれも無茶しないでくれよ。でも勝利条件は今までのループと比べて簡単だ」

ギーゼラ「『ワルプルギスの夜に結界を作らせ逃げ込ませる』。そうすれば彼女は魔女と認識されて無害になるはずだ」

ほむら「…アイツを結界に逃げ込ませた事は十数回あるわ。大丈夫。こちらの人数も多いし」

ギーゼラ「…魔女だって、君たちに協力してくれる事を忘れるんじゃないよ」

杏子「ああ…」

ほむら「さて…ワルプルギスについては一通り話したわ。次は何を話せば―――

          ◆

杏子「…」グーグー

ギーゼラ「寝てしまったね…」

ほむら「別にいいのよ。私の思い出話なんて聴いてたら日が変わっちゃうわ」

ギーゼラ「ふむ…さて、時間も時間だ。ボクはそろそろお暇させてもらうよ」

ほむら「ええ、話を聴いてくれてありがとう」

ギーゼラ「礼には及ばないよ」 ギュインッ

ほむら「…普通に歩けないのかしら」

さやかバスルーム

マリア「…狭いわ」

さやか「あちゃー、やっぱ3人はキツかったなー」

エリー「…マリア、胸当たってる…///」

マリア「当ててるのよ」

さやか「あたしってほんとぼっち…」

マリア「逆に考えてみたら?魔女2人を自分のモノにしてると思えば気が楽よ」

さやか「逆に気が気じゃない」ワキワキ

エリー「やめ、そこ触られると…ひぅ///」

マリア「そうだわ、2人でエリーの一番感じる部分を探りましょう」

さやか「いいねーそれ!」

エリー「ワケわかんないから!」


マリア「そうして美樹家の浴槽に嬌声が響き渡ったのであった」クチュ

さやか「さやかちゃん達の戦いはこれからだ!」ピンッ

エリー「はぅ///もっ…何いって…んはぁぁ///」ビクビク

マミさん家

マミ「…どうやらこの子達、普通の人間にも見えちゃうみたいなのよね」

シャルロッテ「そうなの?」

マミ「思い切って月曜日に学校にティーちゃんを連れて行きましょう!」

ティロッテ「えー?がっこー?」

マミ「ぬいぐるみにしか見えないし平気よね」

ティロッテ「んー、まみまみといっしょだったらいいよー」

フィナロッテ「…ガムカミスギタワ、アゴガイタイ」

マミ「ガムってね、チョコレートと一緒に食べると溶けるのよ」スッ

フィナロッテ「…ヘェ」パクッ モグモグ

フィナロッテ「…ホントダ。シンジジツ」

マミ「シャルちゃんはフィナちゃんとお留守番おねがいね♪」

シャルロッテ「マカセテ!」

まど家(か)

QB「まどか、君にお知らせがある」

まどか「なに?QB」

QB「…最近、僕の事が見えるようになった人間がいるんだ」

まどか「えっ!それって…」

QB「君のよく知る人物だよ。同じクラスの」

まどか「…仁美ちゃん?」

QB「そう。その志筑仁美と契約するべきか悩むんだ」

まどか「仁美ちゃんは巻き込んでほしくない…けど、どうしてQBが躊躇うの?」

QB「いや…なんでだろうね、身の危険を感じるんだ…」

          ◆

ひとみんち

仁美「腹パン…NTR…上條くん…ウフフ、ウフフ」

仁美「にしても…あの白いリスのような生き物…腹パンしたくなりますわ!」

仁美「…そろそろさやかさんに宣戦布告を…さやかさんがその気でないなら私は恭介くんを…」

     ウフフッ ドゴッ  ウフフッ ドゴォッ!

どか「…やめといたほうがいいと思うなー」

QB「そうかい、じゃあ彼女の前には現れないようにしよう」

まどか「なんか随分あっさりしてるね」

QB「うーん…どうしてだろうね。なんか恐怖心が」

まどか「あれ?QBって感情持ってたっけ?」

QB「えっ」

まどか「怖がるっていうのも1つの感情だよ?」

QB「…」

まどか「もしかして、QB…感情が」

QB「今日は帰らせてもらうよ」スッ

まどか「あっ、消えちゃった」

          ◆

QB「…僕は本当にインキュベーターとして機能しているのか心配になってきたよ…」

ロベルタ「へぇ…QBが感情をねぇ…そいつぁ面白いこった」ウィーヒック

イザベル「感情ってのもいいものよ?絵を描くのとか感情があればいいものが描けるし」カキカキ

パトリシア「そのQBが見える学級委員っていうのも気になりますね」キリッ

数日後―――

恭介「…なんだか最近、志筑さんからの視線が怖い」

中沢「…早乙女先生にどうでもいい質問ばかりされる…」

恭介「君も大変なんだな…中沢」

中沢「上條こそ…まあ頑張れよ」

恭介「…」グッ

中沢「…」ガシッ


さやか「なんか変な友情出来ちゃってるよ…」

マリア「そのうち中沢×上條のBLとか出ちゃうんじゃない?」

エリー『それよりほのぼのとしたシャル×マミが読んでみたいなー』カッタカッターン

さやか「うーん、杏子が受けの奴なら興味あるかも」

ほむら「まどかが出るのなら何でも…ただし男とするのはアウト」

まどか「えっと、ソフトな内容でハッピーエンドならそれはとっても嬉しいなって」


仁美「なんだかさやかさんの隣に黒塗りの人と宙に浮くパソコンが見えますわ…」

マミの教室―――

マミ「ティーちゃん、あーん」

ティロッテ「あーん♪」モグモグ

生徒A「えっ、巴さん、それ何!?すごい可愛いー♪」

生徒B「うわぁ、ふかふかのようなプニプニのような…不思議な手触り」ナデナデ

生徒C「巴さん、一緒に昼ご飯食べましょう?」

マミ「ええ、いいわよ」


生徒C「うわ巴さんのお弁当すごい豪華!」

生徒A「ねぇこのぬいぐるみってどこに売ってるの?」

マミ「これは非売品よ…親戚の人が送ってきてくれたの」

生徒B「いいなぁー私も欲しいー!」ナデナデ

ティロッテ(ぅー…くすぐったい)

マミ(ごめんねティーちゃん…あなたはクラスの友好関係のための礎となるのよ…)

そのころマミの家

     ピンポーン

杏子「マミー、いないのかー?」

QB「さすがにこの時間は学校に行ってると思うけど」

     ガチャ

シャルロッテ「…ドナタ?」

杏子「(ま、魔女…か?にしては随分とファンシーだな…)あたしは杏子、マミとは長い付き合いでね」

シャルロッテ「キョーコ!ドーゾ入ッテ!」

QB「彼女はお菓子の魔女シャルロッテ。マミとは夫婦関係にある」

杏子「は、はぁ?」

QB「そして、こっちが…」

フィナロッテ「…イッテシマッタワ…エンカンノコトワリニミチビカレテ…」モグモグ

QB「マミとシャルロッテの娘、フィナロッテだ」

杏子「」

フィナロッテ「…インキュベーター…」モグモグ

QB「うわっまた僕の耳毛を食べてる」

シャルロッテ「…タベル?」ポッキー

杏子「あ、ああ…サンキュ」

シャルロッテ「イッパイアルヨ♪」パッ

杏子「!?」

QB「お菓子の魔女だから、自由にお菓子を作り出せるのは当然じゃないか」

杏子「すげぇ…じゃがりこにハッピーターンにたけのこの里…シャル、あんたはあたしの最高の友達だー!」ギュッ

シャルロッテ「ダメッ…コンナ所まみまみニ見ラレタラ…///」ジタバタ

QB(なんだか人妻みたいになってるよ…シャルロッテ)

QB(それと…僕はたけのこよりきのこ派だよ)

フィナロッテ「…クーカイ?…」モグモグ

QB「くれると言うのならありがたく頂くよ」パクッ キュップイ

ゲルトルートの結界―――

ゲルトルート「最近、私の出番が少ない気がしてきましたわ…」

ロベルタ「まーまー気を落とすなって。1杯飲もうぜ?」

イザベル「この中で成人迎えているのはロベルタだけでしょう」

パトリシア「ロベルタ、9年間も魔法少女してた大ベテランですからね」

ロベルタ「あーもうお前ら、ウチのほうが人として先輩なんだからもっと尊敬しろ!」

ゲルトルート「ふふ…魔女暦だったら私の方が長いですわよ?」

ロベルタ「んだとー!?」ウィーヒック

イザベル「やめときなさい。10話の1発屋組がゲルトルートに勝てるわけないですよ」

パトリシア「登場した時間もあなたが一番短いですよね。しかもあなたの使い魔ちょっとキモいですし」

ロベルタ「うわーもう!何も言い返せねーのが辛いったらありゃしねぇ!」グスッ

イザベル「しかもあなたのビジュアルも正直イマイチですし」

ロベルタ「おめーが一番意味不明なビジュアルだろーがこのエセ凱旋門!」

イザベル「…」ピキッ

ロベルタ「あっ」

パトリシア「ゲルトさん、一緒に逃げますよ!」ワイヤーアクション!

ゲルトルート「あぁっ胴体締めないで!」

ロベルタ「あっ待てよお前r―――

イザベル「―――見るだけで精神崩壊しちゃうような画像集―――」ゴゴゴゴゴ

ロベルタ「」バタッ

イザベル「フン…ザコが」

仁美「ウフ、私、ウフフ、上條くんの事、ウフフフフ」

さやか「お、落ち着いて仁美!」

仁美「あ、はい…私、上條くんの事をお慕いしておりましたの」

さやか「そうだったんだ…うん、お似合いのカップルだと思うな」

仁美「ウフフwwwwwwそうですわよねwwwwww…じゃなくて、えーっ!?」

さやか「お幸せにねー♪」グッバイ

仁美「あ、ちょっとさやかさん!…えっと、自分の本当の気持ちと…」

ほむら(紙見ながら言っているわ…)

まどか(仁美ちゃん、なんかキャラ変わったよね…)

仁美「でも…嬉しいですわー!これで上條さんにアタックし放題!ウフフフフ」

エリー(変な所でさややに気遣ってるよねー…)

マリア(人として歪んでしまったのよ、以前の私のように、この世界の歪みのように…ね)

どこかの橋の下

ギーゼラ「杏子に放っておかれた」

ギーゼラ「退屈だ、どこか遠くにひとっ走りしてこようかな」

ギーゼラ「…そうだ、海に行こう」

ギーゼラ「魔法少女だった頃は夕日を見に行くのが日課だったし」

ギーゼラ「そうと決まれば早速」

     ギュンッ キイイイィィィィィイイイン

          ◆

     ザザーッ

ギーゼラ「…いい眺めだなあ」

ギーゼラ「………」

ギーゼラ「…思い出したぞ」

ギーゼラ「―――ボクはこの時間軸の魔女じゃない」

ギーゼラ「救済の魔女によって救い出され、この時間軸の魔法少女に協力する為に仕向けられた存在」

ギーゼラ「それがボク、銀の魔女ギーゼラだ」

――――――――――――――――――――

まどか『魔女が絶望を振り撒かない世界にする!それが私の願い!』

QB『やれやれ…世界を改変させるほどの願いだね。いいだろう、君の願いは―――

ほむら『駄目えええええっ!』

     カチッ   ギュンッ

まどか『…ほむらちゃん、行っちゃったね』

QB『君が魔法少女にならない事が望みだったんだ。時間遡行するのは当然だね』

まどか『でも私にはまだやる事が残ってる。ワルプルギスの夜をなんとかしないと』

QB『あれは君の願いで解決できるものじゃない。1人の魔女に多くの者の呪いが集まって出来た存在だからね』

まどか『そっか。ごめんね、ワルプルギスの夜。この世界であなたを救えなくて』

     バシュッ ドゴオオオオオオオオン

QB『まさかあのワルプルギスの夜を一撃で倒してしまうなんて…』

まどか『…やっぱり、すぐにソウルジェム濁っちゃったね』

QB『そうだね。君はやがて魔女になるだろう』

まどか『うん、また後でね。QB』

     パリンッ   ゴオオオオオオオオオオオオオ!

QB『…驚いたな。これが君の魔女になった姿か…君の莫大なエネルギー、確かに回収させてもらった』

クリームヒルト『そう… ねえQB、私の力だったら次元を超える事ってできるのかな』

QB『そうしたら別の次元の鹿目まどかと同時に存在してしまう。それは無理だ』

クリームヒルト『じゃあ、ほむらちゃんが行った過去の世界ではもう存在していないものだったら…』

QB『ああ、それなら次元を超える事もできるかもしれないね』

クリームヒルト『じゃあ、マミさんや杏子ちゃんが過去に倒した魔女なら』

QB『できる可能性があるね。次元を超えた影響が何か残るかもしれないけど』

クリームヒルト『じゃあ、試してみるよ』

クリームヒルト『…という訳なんだけど』

ギーゼラ『…話は分かった。その魔法少女達と協力して、過去の君を魔法少女にしなければいいんだね』

クリームヒルト『ティヒヒwwwwww、理解が早くて助かるよ。お願い。過去の私を助けるために手伝ってあげて』

QB『時間を越えるという事は並大抵の事じゃあない。君に何らかの障害が起きるかもしれないよ』

ギーゼラ『それでも構わないさ。こうやってボクを救ってくれたんだし、ボクにできる事ならなんだってするよ』

クリームヒルト『ありがとね。ギーゼラさん。 それじゃ、目を閉じて』

QB(廃材の寄せ集めのような体に目なんてあるのかな。あと僕と喋り方似てるような)

     キーン! ゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォ………

          ◆

ギーゼラ『…ここは?ボクは何故生きている?一体何が…駄目だ、何も思い出せない…』

ギーゼラ『何か重要な役割を果たす為に来たような…身に覚えのない記憶がいくつもあるし』

ギーゼラ『うーん、困ったな』

     ザッ

ギーゼラ『ん?誰だい?』

杏子『それはこっちのセリフだ…ってアレ?お前って確か―――

――――――――――――――――――――

ギーゼラ「やっと点と点が線で繋がったよ」

ギーゼラ「というか何で海見ただけでこんな重要な事思い出すんだいボクは」

ギーゼラ「ってノリツッコミしてる場合じゃないね。もう日が沈むし見滝原に帰るかな」

ギーゼラ「…綺麗な夕日だ。今度来るときは杏子達も誘ってみよう」

     ギュンッ キイイイイイィィィィィイイイイイン…

          ◆

杏子「さすがに食べすぎたか…うぅ」

シャルロッテ「キョーコ、イッパイ食ベタネ♪」モグモグ

杏子「シャルもそんな小さい体なのになんでそこまで食べられるか不思議だよ…」

QB「きっと体内に食べ物が入った瞬間に栄養分になるんじゃないかな」

シャルロッテ「?ヨクワカンナイ…」

     ガチャ

マミ「ただいまー♪あら、お客さん…って佐倉さんじゃない!」

杏子「よお、邪魔してるよ」

シャルロッテ「キョーコ、アタシミタイニオ菓子ガ好キナノ!」

マミ「ああ…こんなに食べかすいっぱいこぼして…」グスッ

杏子「あ、わりい…って泣くほどの事かよ?」

シャルロッテ「アー!キョーコ、まみまみ泣カセタナー!?」ポカポカ

杏子(その長い袖でちっちゃい手を使って叩かれてもなんか和むだけなんだが…)

次の日―――

仁美「実は私、前からずっと上條くんの事が…」

恭介「ご、ごめんなさい志筑さんっ」 ダッ

仁美「」


ほむら「志筑仁美が玉砕されるなんて初めてのケースだわ」

さやか「あーあ、普段から付け狙ってるから…」

マリア「というか上條って中沢とばっかり絡んでない?」

まどか「そ、それって…」

エリー『きゃー!禁断の恋ですわー!』カッターン

マリア「私は大歓迎よ」ファサッ

さやか「何かさ、ほむらとマリアってキャラ似てない?」

ほむら「いいえ、マリアは腐女子、私はレズビアンよ」ファサッ

エリー『なんか納得できちゃう自分が怖い』カタカタ

まどか「ほ、ほむらちゃん…」

仁美(はぁ…こんなはずではなかったのですけれど)

仁美(やはり、上條くんと付き合うには幼馴染のさやかさんの存在が大きすぎますわ)

仁美(でも、さやかさんは上條くんと付き合う気なんてまったく無い…)

仁美(どうにかしてさやかさんにやる気を出させないと…それとも、私がさやかさんをこの手で…ウフフ)

仁美(って!?なんですの?ここは!!)


まどか「どうしよう…仁美ちゃん、結界の中に入ってっちゃったよ!」

ほむら「どうもこうもないわ。結界に入って使い魔を倒すまでよ」

マリア「…マズいわ」

さやか「マリア?どうしたの、声震えてるけど」

マリア「あれは…私の結界よ。しかも私が暴走した頃からずっと放置されているはずだから、中は大量の呪いで溢れているはず!」

ほむら「くっ、私とさやかでは力不足かもしれないわ…まどか、佐倉杏子を探してきて。エリーはマミに連絡して頂戴」

まどか「うん、わかったよ!」ダッ

エリー『オッケーイ!』カタカタ

エルザ・マリアの結界―――

仁美「あぁ…私はここで死んでしまうのですね…さやかさんを消してしまおうと考えていたから罰が当たったのですわ…」

使い魔「グオオオ…」

     ギュオオオオオオオ

仁美「ごめんなさい…上條くん、さやかさん…さよなら―――

     ザシュゥッ!

さやか「仁美!大丈夫ッ!?」

仁美「さ、さやかさん!?一体あなたは」

さやか「詳しい話はあとで!ほむら、あんたは仁美を守っておいて!あたしがこいつらを倒す!」

ほむら「無茶はしないで、美樹さやか。マミと杏子が来るまで持ち応えて」

仁美「ほ、ほむらさんまでっ!?」

ほむら「志筑仁美、決して私の側から離れないで。絶対にあなたを守るから」

仁美「わ、わかりましたわ」

使い魔「グオオオオオオオオオ!」

さやか「なんて数…でも、やるしかない!」 ダッ

     サールティー ロイヤーリー♪ タマリーエ

マミ「あら、メールだわ」 ピッ

マミ「!!」

シャルロッテ「ドウシタノ?まみまみ」モグモグ

マミ「使い魔よ。しかも結界に鹿目さんのクラスメイトが巻き込まれたらしいの!」

マミ「こうしちゃいられない、行ってくるわ!」ダッ

QB「シャルロッテ、君も行ったほうがいいんじゃないか?」

シャルロッテ「ウン!イッテクル!」タッタッタ

QB(…足遅いね)

フィナロッテ「…フン…アタシニケイヤクデモサセルツモリナンダロウ…?インキュベーター…」モグモグ

ティロッテ「けーやく?なにそれ?」モグモグ

QB(本当に君は一体どこまで知っているというんだ…!)

     ズバァッ ザンッ ザンッ

さやか「はぁ…はぁ…」

マリア「くっ、一向に減らないわね…私に以前の力があれば…」

仁美「さやかさん、大丈夫でしょうか…」

ほむら「くっ…私も加勢するわ。エリーは志筑仁美を見ていて」

エリー『任せて!』カタッ

     カチッ ヒュッヒュッ  カチッ  ドンッ ドガァンッ!

使い魔「オオオオオオオオ!」

ほむら「くっ…何なの、この数は…1度の時間停止じゃ処理しきれない」

さやか「50体はいるんじゃないのっ?」ザシュゥッ

ほむら「それに…QBが以前言っていたように、恐らく結界の最深部には『親玉』の強力な使い魔もいるはずよ」 バンッ

さやか「コイツ等のリーダーって…どんだけ恐ろしいのよっ!」 ズバァンッ


仁美「…今起きている事が全て現実だとしたら、私はとんでもない事に巻き込まれてしまったのですね」

エリー『そうだよ…彼女達が、魔法少女。そして私達は、魔女。アイツ等は、使い魔』カタカタ

仁美「こんな事が…見滝原で」

エリー『ここだけじゃない。日本中、いや世界中で。しかも…何千年も前から、ね』カタカタ

仁美「…」

     タッタッタッ…

まどか「どうしよう…杏子ちゃんっていつもどこにいるかわかんないよ…」

     ギュンッ キキーッ

ギーゼラ「やあ、クリーm…鹿目まどか。杏子を探しているのかい?」

まどか「あ、ギーゼラさん!大変なんです、結界が…」

ギーゼラ「OKOK、わかった。すぐに連れてくるよ」

     ギュインッ キィィィン!     …     キィィィン キキーッ

ギーゼラ「待たせたね」

まどか「あの…10秒も経ってない…かな」

杏子「うっぷ、速すぎて酔っちまった…いきなり何すんだよ!」

ギーゼラ「はは、ちょっと手荒だったかな。それで、結界があるのはどこなんだい?」

まどか「えっと、公園の外れにある…」

ギーゼラ「わかった。すぐ行ってくる」ガシッ

杏子「え、おい!ちょっとまt」

     ギュインッ キイイイィィィィィン あぁぁぁぁ…

まどか「…杏子ちゃん、大丈夫かな…」

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つづく

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